ストレッチ→運動ではなく、運動→ストレッチ。





トレーニングを開始する時、皆さんは最初に何を行うだろうか?多くの方は「ストレッチ」と言われるのではないだろうか?

しかし、本来、ストレッチとは少し運動したあとに行うのが最も効果的と言われている。というのも、1日まったく運動していなかった日(一日中デスクワークなどをしていた日など)に突然ストレッチを行っても、体が温まっておらず、本来のストレッチができないからである。

体育の授業やクラブ活動で最初に行うのは「準備体操」という軽い運動である。軽くその場所で飛び跳ねてみたり、軽いランニングをしてみたり、ラジオ体操をしてみたり、そうやって少し体を温めた上で、ストレッチをするのが最も効果的である。

自宅から通うジムが近ければ、軽くランニングをしていったり、自転車に乗っていったりするのも良いかもしれない。とにかく、運動によって体が温まっていることが重要である。

例えるならば、それはクライミング・シューズのゴムのようなものである。冬の日に冷たく、硬くなったシューズのゴム底を伸ばそうとコネてもなかなかすぐには伸びないが、ヒーターに少しかざして暖かくなったところで伸ばし始めると、それまで嘘のようにすぐに足になじんでくれる。

人間の身体も、筋肉と腱で出来たゴムのようなものである。少し温めてあげてから伸ばし始めれば、スムーズにストレッチを行うことができるだろう。という意味で、ストレッチ→運動なのではなく、軽い運動→ストレッチ→本格的な運動なのである。

ちなみに、ストレッチの時に息を吐きながら行った方がよいのは、血圧をあげずにリラックスをして筋肉・腱を伸ばすためと、息を吐くことにより横隔膜を上げ、身体を伸ばしやすくするためである。

かなり基本的な話ですが、ケガ予防には結構重要なことです。