印を切って指筋を鍛える|忍術:九字護身法|クライミング・ボルダリング

クライミングと忍術のつながりに関しては、多くのクライマーの皆さんも少なからずお気づきでしょう。修験道、忍者とクライミングに関しては、過去記事をご参照ください。


参照過去記事
クライミングは現代の修験道か
忍術のすすめ|忍者返し攻略のヒント?!



テレビに出てくる忍者が多用するのが、手印による切紙九字護身法(きりかみくじごしんぼう)陰陽師から修験者、忍者まで愛用される呪文で、病魔や災厄を祓い遠ざけるとされています。臨・兵・闘・者・皆・陣・列・在・前」と唱えながら、それぞれの手印を結びます。忍者に憧れ、子供の頃に真似していた人も多いのではないでしょうか。直訳すると、兵に臨む、闘う者は、皆、陣列の前に在り。すなわち、常に最前線で戦う強い気持ちであれ。というお呪いであり、指揮を高める印でもあります。

単に念力の意味だけでなく、忍者が潜入活動をする前に精神統一するための手段としても使われていたと言われています。様々な遍歴から生まれた民間呪術のひとつですが、神聖なものとされ、軽々しく行ってはならないとされています。九字を切るときにはぜひ、その歴史に敬意を払って行いましょう。クライミングを単なる遊びだけでなく、岩道、すなわち精神修行の道として捉えているクライマーに行っていただきたい。

この九字護身法、見れば見るほど、クライマーにもってこいの動作である。ということで、忍術:切紙九字護身法をクライマーの指筋ストレッチ、指筋強化、精神統一に使ってみましょう。指筋の発達したクライマーには、結構厳しい動きですが、慣れてくるとスムーズに行えると思います。また、精神統一を行うことにより、怪我の予防にもつながるのではないでしょうか。独学なので、細かいところは間違っているいるかもしれません。

九字を切ったあとはその呪文を解く必要があります。九字が消滅してゆくイメージをしながら次の真言戻呪を唱えます。「をん きり きゃら はら ふたらん ばそつ そわか をん ば ざ ら ど しゃ こく」。






忍術:切紙九字護身法

まずは手を洗い、口をすすぎ、大きく深呼吸を3します。
その後、心を落ち着かせます。集中できたところで九字を切ります。まずは、外縛印と呼ばれる、基本となる形をとります。両手を組み合わせた状態です。





臨 / 賢三摩耶印(ふげんさんまやいん)  
仏格:毘沙門天 神格:天照皇大神


「りん」と唱え、左右の手を組み、
人差し指を立てて合わせます。






兵 / 大金剛輪印(だいこんごうりんいん)  

仏格:十一面観音 神格:八幡神

「ぴょう」と唱え、左右の手を組み、人差し指を立てて、中指をからませます。






闘/外獅子印(げじしいん)  
仏格:如意輪観音 神格:春日大明神

「とう」と唱え、左右互いに中指・人差し指をからませて伏せ、親指・薬指、小指を立て合わせます。人差し指が獅子の目に、薬指、小指が口になっています。画像では親指がくっついていますが、耳なので離しましょう。







者/内獅子印(ないじしいん)  
仏格:不動明王 神格:加茂大明神

「しゃ」と唱え、左右互いに中指で薬指をからませ、人差し指を立て合わせます。今度は薬指が獅子の目に、小指が耳になっています。






皆/外縛印(げばくいん)  


仏格:愛染明王 神格:稲荷大明神

「かい」と唱え、左右の指をそれぞれ外に組み合わせ、右手の親指を外側にします。この時、ついでに手首のストレッチでもしましょう。







陣/内縛印(ないばくいん)  
仏格:聖観音 神格:住吉大明神

「じん」と唱え、左右の指を互いに内に組み合わせて入れ、左の親指を内に入れます。画像上では右親指が上になってしまっていますね。。。









列/智拳印(ちけんいん)  

仏格:阿弥陀如来 神格:丹生大明神

「れつ」と唱え、左四指を握り、人差し指のみを立てて、右手で握ります。





在/日輪印(にちりんいん)  
仏格:弥勒菩薩 神格:日天子

「ざい」と唱え、左右の親指・人差し指の先を付け、余った四指は開きます。外側に開く指筋のストレッチになります。





前/隠形印(おんぎょういん)  


仏格:文殊菩薩 神格:摩利支天

「前」と唱え、左の手を握り、右の手を上へ寄り添わせます。握った左手の中に向かって「ボロン」と唱えます。

以上で終了です。何度か繰り返し行うことにより、指のストレッチ、指筋強化につながります。あくまで、神聖な気持ちで行いましょう。




九字解法

九字を切ったあとはその呪文を解く必要があります。トレーニング後には、九字が消滅してゆくイメージをしながら次の真言戻呪を唱えましょう。

をん きり きゃら はら ふたらん ばそつ 
そわか をん ば ざ ら ど しゃ こく