パキった指の治療法|クライミング・ボルダリング


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多くのクライマーが最も恐れる怪我、それが指の「パキリ」。今回は、そんなクライマーの大敵、「パキリ」「パキった指」の治療方法に関して書いていきたい。我流のものではあるが、そんなに間違ってはいないと思う。


過去記事:パキリ予防|クライミングにおける指のケア」



まず、「パキリ」「パキる」とは何なのか?一般的には指ポケット、カチ、アンダークリンプなどで、無理な体勢で指に負荷がかかり、力が入りすぎるか、腱が伸びすぎた時などに起こると言われている。「パキっ!」という音とともに、急に指の力が抜け、ホールドを保持出来なくなる(すっぽ抜ける)という症状があげられる。「パキッた」瞬間は、多くの人が「なんで指が抜けたのか分からない」状態になる。しばらくして、「もしかして、パキッたのか?」と我にかえるのだという。その後、以下のような症状が現れる。

・指が腫れる。・指がうまく曲げられない。・指に力が入らないため、ホールドを保持できない。・パキッた指の下、手の平中ごろが腫れる。触ると痛い。





ここからが本題。ではパキってしまったら、どう対処し、どう治療すると良いのだろうか?


直ちにクライミングを止め、アイシングを開始すること。ほとんどの外傷の第一ケアは、冷やすことによって炎症を止めることから始まる。そして、この最初の炎症をどれだけ食い止めることができたかによって、そのあとの回復の速度に大きな差がでてくる。「いや、まだ登れるかな?」という気持ちは捨てて、すぐにアイシングを始めましょう。とにかく患部を氷やコールドスプレーで冷やして冷やしまくる(*この際、低温や火傷に注意)。怪我のあと72時間は痛みが出てきたらその都度アイシングすると良いと言われている。とにかく軽い「パキリ」でも3日はレストしアイシングを心がけましょう。
特にコールドスプレーは外岩遠征などでもアイシングに使えるので、クライマー必須のアイテムだ。

そして、パキリ後一週間以降を目処に、逆に温めることが効果的と言われている。アイシングと同様の方法でお湯に手を入れるのでも良いが、保冷剤ならぬ「保温材」をお湯やレンジで温め、それを患部にあてることにより、自然治癒力を使って回復を促進できる。*温めすぎて火傷しないように注意が必要です。


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病院へ行く。「パキり」と呼ばれる症状には幾つかの段階がある。また、実際にはその症状が「パキり」でない可能性もある。とにかくお医者さんに診てもらい、助言を仰ぐのが妥当である。その後も電気治療などでより早い回復が期待できるかもしれない。


しばらくレストする。これは言うのは簡単だが、なかなか実行するのは難しい。実際、私も軽くパキった後、2日でクライミングを開始してしまった。。。でも、パキった後は出来る限り長くレストを取る必要がある。


しかし、パキリの症状は軽いし、どうしても登りたいというクライマーにはテーピングによる指の固定をオススメする。一般的にパキリは薬指で発生する。それは薬指と小指の健が内部で繋がっていることに起因する。そこで、テーピングによってガッチリと薬指と小指(あるいは中指)を固定してしまう。そうすることによって、各指の健が単独で動き、健が伸びすぎてしまうことを防ぐ。ただし、軽いクライミングのみにして、指に強い力を与えないように注意しよう。


そして、パキりの治療に役立つのが、Therapy Putty(セラピー・パテ)要するにはシリコンで作られたスライム、あるいは練ケシのような商品なのだが、これをゆっくりと握り込むことによって、指の怪我の回復を促す。また、指筋のトレーニングにも最適で、パキリ予防にも使える。クライミング前に使えば、指のウォームアップにも使える。クライマーには必須のアイテムだ。幾つかの硬さがあり、用途に応じて使い分けられる。実際の使用方法については下記のビデオを参考にしてもらいたい。





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サプリを飲む。
パキリの症状を改善し、回復を促してくれるサプリはグルコサミン・コンドロイチン。特にMusashiが販売するJointはアスリートのために開発された商品だ。Musashiの商品は本家サイト以外での購入が出来ないので、下記リンクをご覧ください。他のサプリに比べると高めですが、効果は期待できそうです。私は実際にこれを飲んで「パキリ」を治しました。

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