ケガがケガを呼ぶ。クライミングのボディ・ケア。

Photo by tpower1978

クライミングにはまって数年、登れるグレードもメキメキと上がってきたそんな頃、多くのクライマーが直面するのが「ケガ」。クライミング、ボルダリングの上達の最も近道と言われるのが「ケガをしないこと」。とにかくクライミングのケガは治りづらいものが多く、一度ケガをすると数週間から数ヶ月の離脱を余儀なくされてしまう。。。

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特に多いのが指、手首に関するケガ。
スローパーを持った時に、ピリッとした痛みが手首に流れたり、指ポッケで指をパキッてしまったり。そして、これらのケガ、新たなケガを呼び込んでしまうので気をつけてもらいたい。ここに、恥ずかしながら、私に起こった、クライミング中のケガの連鎖について書いておきたい。


第一のケガ「手首の痛み」

まずは、手首の痛みから始まった。
横とびのランジ課題、ダブルダイノから、一時的にスローパーをホールドして次のホールドに飛び移る、トリプルダイノ的な課題をやっていた時にそれは起こった。ムーブの形はできているのになかなかホールドしきれず、いつもより少し力を入れて飛んだ時だった。一つ目のダブルダイノから次のホールドに飛び移る時に、手がスパッと抜けてしまったのだ。それによって、手首が内側に強くスナップしてしまい、手首を痛めることになってしまった。。。


第二のケガ「右手薬指パキリ」

それから数週間、手首にテーピングをしてスローパー以外の課題をやっていた。だいぶ手首治ってきたかな?というあたりで、次の悲劇は起こった、指ポッケ、アンダーからの半ランジ系、足ぶら課題をやっていた時。なかなか遠い一手だったが、自分にはできる距離だと思い、かなりの力を入れてランジ。その時にパキっという感覚とともに指がすっぽ抜けた。。。俗に言われる薬指のパキリ(右手)。。。ここから数ヶ月、まともに登れていなかった。

にもかかわらず、薬指と小指をテーピングで固めて、比較的簡単な課題を登り、トレーニングに励む(笑。


第三のケガ「左手薬指パキリ」

そして、ずいぶんと指の痛みが消えてきた頃に、外岩に。
かねてからトライしていたプロジェクトも一撃で落とし、指の痛みもない。そして、過去最高グレード課題を1時間程度で落とすことに成功し、気分を良くして次の課題に。「今日は絶好調だ!」と思っていた時にさらなる悲劇が。

少し疲れ始めていた夕方、またしてもダイナミックムーブの課題で起きた。スローパーから一手飛ばす時に、うまく足の位置が決まらなかった。しかし、まあ、力で行ってしまおうと左手に力を入れた時、ピリピリッという痛みが左手薬指に。「まさか!?」と思ったが、その日の夜には痛みが増し、違和感が残る。あろうことに数ヶ月の間に両手の薬指を軽くパキッてしまった。。。足の使い方が下手すぎるのだろうか。それにしてもスローパーでパキるとは。。。

で、両手薬指にテーピングをして登る羽目に。カチも、オープンも持てなければ、スローパーも持てない。。。みるみるうちに人差し指が太くなってきた(笑。


第四のケガ「ギックリ腰」

さらに数ヶ月戦線離脱。。。
右手のパキリはほぼ治り、久しぶりに難しい課題に取り掛かった頃、再び悲劇が。。。薄いガストンからガバに横ランジする課題、ぐっとホールドしたものの振られがすごい!力を入れようとしたところ、腰に激痛が!振られが大きすぎて腰を負傷。ぎっくり腰状態に。。。(これは若い時に腰を痛めていたので、再発したといった感じ)


第五のケガ「手首捻り」

しばらく安静し、腰のマッサージを重点的に行い、かなりグレードを落として登っていた。そんなある日、簡単な課題をあまり腰に負担をかけないように登ろうとしたところ、するっと足が抜けてしまい、手首に体重が乗ってしまい、激痛が!普通に手首を捻ってしまった。。。


おさらいすると、ケガの連鎖はこんな感じ。
手首をいためる→右手薬指パキリ→左手薬指パキリ→腰痛→右手首ひねり


ということで、現状、なんだかボロ雑巾のようなクライマー。
とにかく、ケガをした状態で登っていると、変なところに負荷がかかってしまい、別のケガにつながります。「ケガの負の連鎖」です。これを身を以て学習中です。おそらく、若ければそんなことはなかったんだけど、最近は年齢とケガとの戦いになってきた30代中盤。日々のボディケア、ストレッチ、そして指筋強化を目指しています。全部治ったら、絶対強くなる!

そして、パきった後に重要なメンタルケア。また痛めるのが怖くてオープンでホールドできなかったりしている。このあたりの精神面をどう解消するのか、また考えていきたいと思う。