日本人選手が熱い!IFSCボルダリングワールドカップの見方



IFSCボルダリングワールドカップ2016で日本人選手の活躍が止まらない。つい先日開催された初のインド大会ナビ・ムンバイ(第4戦)では、準決勝に日本人選手13名(準決勝選手総数は40人)、決勝に4名が進出し、決勝進出者全員が表彰台に立つという快挙となった。
男子は藤井快選手、女子は野中生萌選手がダブル初優勝を果たした!おめでとうございます!そして男子2位には第3戦 中国重慶大会で優勝を果たした楢崎智亜選手、女子3位には野口啓代選手が入った。男子女子共に僅差の手に汗握るシビアな試合だった。特に男子はアテンプト数差で藤井快選手の優勝となった。日本人選手強い!!

2020年東京オリンピックの追加種目候補にも選ばれているスポーツクライミング(ボルダリング・リード・スピード複合)。おそらく、その形態・ルールはIFSCワールドカップとほとんど同じようなものになるだろう。そこで、IFSCボルダリングワールドカップの見方をおさらいしてみたい。




簡単なルール説明


複数の課題を、各選手が1課題ずつ制限時間内にトライします。最終的に登れた課題数で競います。


  • 明示されたスタートホールドに手2点、足2点タッチしてからスタート。
  • ボーナスホールドまで到達すると、ボーナスポイントが換算される
  • ゴールホールドを両手で保持して完登。
  • 予選、準決勝はオブザベーション時間がないが、各選手持ち時間は5分。
  • 決勝は事前に5分間のオブザベーション時間が設けられているが、各選手持ち時間は4分。
  • 制限時間終了までにスタートすれば、最終トライとして認められる。
  • 順位は完登した課題数と、完登までに費やしたアテンプト数(トライ数)、ボーナスポイント数とボーナス完登までに費やしたアテンプト数で決まる。
  • 他の選手のトライは見れない。(が、準決勝までは同時に数選手が別々の課題を挑むので、見ようと思えば見られる。が、自分の課題に取り組んでいるので、それどころではないだろう)
  • 男子/女子別。


よって、いかに少ないアテンプト(トライ数)で多くの課題を完登できるかが重要である。持ち時間内であれば早さは関係ない。かなり凝ったムーブの課題も多く、選手には強さだけでなく、課題との親和性、ムーブの解析力、一瞬のひらめきが必要となってくる。選手のコンディションによる浮き沈みの激しいスポーツだ。


詳しくは日本フリークライミング協会のルールブックを参照ください。http://freeclimb.jp/compe/comp_dl.htm





上記画像は
ナビ・ムンバイ大会のリザルト(結果)。藤井選手は3t4 4b4(3課題トップ/完登4トライ、4課題ボーナス4トライ)。楢崎選手は3t6 4b7(3課題トップ/完登6トライ、4課題ボーナス7トライ)となっている。トライ数の僅差で藤井選手が優勝となっている。それにしても藤井選手のフラッシュ率はやばい。


そして、大会の大まかな流れ。まずは男子/女子それぞれ、5課題の予選が行われ、上位20名が準決勝に進出し4課題を競う。さらに上位6名が決勝で4課題を争う。


2016年は第1戦スイス・メイリンゲン大会から始まり、日本で行われた第2戦加須大会、第3戦中国重慶大会、第4戦
インド、ナビ・ムンバイ大会、第5戦オーストリア、インスブルク大会、第6戦アメリカ、ベイル大会、そして最終戦第7戦、ドイツ 、ミュンヘン大会(8月)となっている。


各大会以外にも、年間選手、チームランキングが設定されているのでそちらも楽しみだ(現状、ボルダー日本チームは圧勝)。詳しくは大会公式サイトをご覧ください。

http://www.ifsc-climbing.org