クライミングは東京オリンピック2020の正式追加種目に決定するか!? 運命の日8月3日。

















去る2016年6月1日、国際オリンピック委員会(IOC)は東京オリンピック2020の追加種目候補として空手、野球・ソフトボール、スケートボード、スポーツクライミング、サーフィンの5競技18種目を承認した。2016年8月3日から数日にわたってリオデジャネイロで開催されるIOC総会において、5競技一括で採用の可否を正式決定すると報じられている。いよいよ、運命の日が近づいてきた。日本クライミング界がこれからの動向に注目している。

これらの5競技が追加種目提案に至った理由として、公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会は3つの主要原則を掲げている。すなわち「若者へのアピール」「国民機運の向上」「公正で開かれた選考プロセス」。「空手」「野球・ソフトボール」の2競技は国際的な認知度、普及度もあり、かつての正式競技でもあったため、あまり驚きはない。一方で、「スケートボード」や「サーフィン」という、エクストリーム・スポーツを提案することにより、若者のオリンピックに対する興味を高めようとする戦略は革新的だ。特に、東京というメトロポリス「大都会」と「スケートボード」という組み合わせはしっくりとくる。未だ「不良」のような目で見らている「スケートボード」がオリンピック正式種目になることにより、スポーツとして認識されるようになれば嬉しいことはない。

そして、日本クライミング界が注目している「スポーツクライミング」、これもエクストリーム・スポーツの1つに入る。提案種目は「ボルダリング・リード・スピード複合男女」の2種目、選手数は計40人。「スポーツクライミング」の日本国内人気は近年右肩上がりであり、また、IFSC など国際コンペにおける日本代表選手の活躍は目をみはるものがある。また、白石阿島選手のような、トップレベルの日系アメリカ人選手などの活躍もある。そして、競技、見世物としての分かりやすさ(高くまで登れば良い、あるいは早く登れば良いという明快さ)、他のオリンピック正式競技に比べ、簡易的に競技会場を作り上げることができるという利点もある。正直、日本風土との密接な関係性も見られる「スポーツクライミング」が選ばれる可能性は非常に高いと思われる。




IFSCが最近FaceBook上で行っている呼びかけが、#sportclimbing2020というハッシュタグとともに手に2020の文字を書いた写真を投稿するというもの。
時間があれば皆さんも是非。
https://www.facebook.com/events/441965759342315/

野球・ソフトボールは横浜スタジアム、サーフィンは千葉県一宮町、
空手は日本武道館、スケートボードとスポーツクライミングはお台場エリアとされている。2020年7月24日(金)から8月9日(日)まで開催される東京オリンピック2020。今後の動向から目が離せない。スケジュールを空けて待とうぜよ!

一方で、オリンピック正式種目に選ばれた場合、クライミング人気にさらなる火がつく可能性がある。その点に関し、危惧をしているクライマーも多い。それは、外岩クライマーが増え、マナー違反、クライミングの奥深さ、精神が軽薄化してしまうことへの不安だ。そう言ったあたり、このマガジンでも普及に努めていけたらと思う。

外岩のマナーに関しては過去記事をご参照ください。
「外岩クライミング8つの基本的な心がけ」