ベルリンのジムで登ってみる。Berlin Bloc Masters。



たまたま仕事で数週間ベルリンに滞在することになったので、ベルリンのボルダリングジムを色々と回ってみました。昔来た時(ずいぶん前...)はこんなにたくさんジムがなかったのに、見つけたボルダリングジムだけでも現在7か所。スポーツクライミングも含めると10か所以上。新たなジムの建設も進んでいるようで、とにかくどこのエリアに行っても1つはあるという感じ。そして、それぞれのジムが巨大。大体、2〜3ホールあり、下手したら日本の10倍ぐらいのスペースはある。工場跡地のようなところが改装されて、広々と開放的なジムになっている。日本の古いジムにあるような、ちょっとどんよりした暗さがない。カラッと垢抜けた感じだ。



そして、嬉しいのが、初回登録料なんてものが一切かからないこと。だから、様々なジムを日毎に変えて登りに行ける(日本のジムはなんであんなに高額の登録料がかかるんだ!?)。そして1日登っても高くて10ユーロ。1300円くらい。そしてカフェスペースがどこのジムにもある。コーヒー飲んで、ケーキ食べて(ピザやご飯も食べれる)、ゆっくり1日登ることができるのだ。そして登り終わったらビールを。これもジムで飲むことができる(生ビールも飲める)!朝8時からやっているジムもあれば(出勤前に登るらしい)、夜は大体11時まで。さすがパーティーの街、ベルリンだ。そしてクライミングの物価が安い!





ちょうどベルリンに行った時期にはBerlin Bloc Mastersというコンペが開催されていた。これは、市内7ヶ所のクライミングジムが共同して開催している、ベルリンで一番大きなコンペ。登録料5ユーロを払って、自ら様々なジムに登りに行き、自己申告制で完登課題をウェブ登録。6週間にわたる予選が開催される。各ジムに約30ほどの課題があり、全体で190!?の課題を登る必要がある。その後、自分の行きつけジムを登録し、その中の上位数名がファイナルに進む。ファイナルは個人戦ではなく、なんとジムごとの団体戦!?行きつけのジムを応援して盛り上がること間違いない!ということで下記、Berlin Bloc Mastersに参加していたジムの様子です。

http://berlinblockmasters.com/









まずはベルリンの老舗ジム、Der Kegel(デア・ケーゲル/コーンという意味)。
多分ベルリンで1番か2番くらい小さい。が、オープンテラスなエリアが充実していて、夏場は登るのが気持ちよさそうだ。そして、短めのルートも楽しめる。利用料は7ユーロ。15時までに入れば5ユーロという破格!?なんてこった。そしてこのジム、朝8時から空いている。クライマーフレンドリーなジムなのだ。最寄り駅はWarchauer Starasse。比較的常連クライマーが多い印象。 冬にはアイスクライミングもできる。

http://derkegel.de/







そしてDer Kegelから比較的近くにあるのが、Boulderklub Kreuzberg(ボルダークラブ・クロイツベルグ)。Der Kegelのかつてのスタッフ?が立ち上げたらしい。Kreuzbergという若者に人気地区のど真ん中にあるので、いつ行っても賑わっている。常連クライマーというよりは、初心者や子供、始めたばかりの人がわんさか居て、盛り上がっている感じ。オープンしたばかりの新しく綺麗なジム。価格は相場の9ユーロ。最寄り駅はGolitzer Bahnhof。最もお洒落なジムと言えるだろう。


http://boulderklub.de/







旧東ドイツエリアにあるOstbloc(オスト・ブロック)。最寄り駅が見つからず、Ostkreuzという駅から川沿いを歩いて20分くらい。車か自転車で行くのが良さそう。みんな一体何の仕事してるの?ってぐらい平日の昼から賑わっている。川沿いのある倉庫を改装して作られているので、クライミング後のビールが美味しい。ここでは耳の聴こえない方へクライミングコースなども開かれていた。ホールドがチョークやジューズゴムまみれでちょっと登りずらかったのが残念。ここも9ユーロ。常連のうまいクライマーも多い。昨年のBerlin Bloc Mastersで優勝しているジムだ。


http://www.ostbloc.de/







上記、Ostblocの系列店、Sudbloc(ズッド・ブロック)。リングバーンという環状線からはみ出て、ずいぶんと南の方にある。最寄り駅はAlt-Mariendorf。中心地から行くと結構遠く感じる。ミッテから25分くらい?課題などもOstblocに似ている。メインホール中央にケーブ状になったボルダーがあり、長めのオーバーハング課題なんかも楽しめる。こちらも9ユーロ。


http://suedbloc.de/







そして、北のほうにあるのがBerta Bloc(ベルタ・ブロック)。最寄り駅はPankow。1番課題が充実していた気がする。そして3ホールあるので、登り飽きることがない。最後のホールは全長15mくらいはありそうな巨大なオーバーハング。高さは4mほどだが、ロープなしで登るにはちょっと怖い。また、島状になったボルダーが3つある。外岩のようなトップアウトも練習し放題。マットがプラスチック系の表面素材ではなく、カーペットのような素材でできている。そのため、なんだか居心地も良かった。ちょっと高めの10ユーロ。比較的、常連のうまいクライマーの割合が多い。


http://www.bertablock.de/







そして、最も日本の古いジムのようなBoulder Worx(ボルダー・ワックス)。ここは一般的なアパート?の1フロアーをまるっと改装したようなジム。天井も低いし、狭い。クッションもクラッシュパッドを使ったりしている。ただ、課題の方向性は外岩使用という感じで、外岩トレーニングにはもってこい。そして時間制料金を採用。短時間登るには安いが、長時間登ると他のジムと変わらない。なら、別のジムに行っちゃうかな〜、というのが正直なところ。Der Kegelくらい安ければ良いのだが。お客さんもちょっと少なめ。1時間半で4ユーロ。2時間半で6ユーロ。価格設定もちょっとややこしい。


http://www.boulderworx.de/







そして、ベルリンで最も新しいジムCliffhanger(クリフ・ハンガー)。新しくて綺麗で、課題も外岩使用、リーチ課題が少なくて日本人向け。だがしかし、市中心部から行くと最も遠い!電車でトコトコ45分くらいかかる。北西の端、シュパンダウというエリアにあります。駅降りたら、もうベルリンじゃないみたい。小旅行です。最寄り駅はZitadelle、古い要塞が見れます。ジムは湖のすぐ横、夏なんか登って、泳いで、また登るなんてこともできます。新しいからか、人がとにかく少ない。もうほとんど貸切で登れます(笑。売り上げ大丈夫かな。価格は9.5ユーロ。


http://cliffhanger-berlin.de/



ということで、ベルリンのクライミングジムに関して書いてみました。とにかくジムが乱立し始めているベルリン。上記以外にも数箇所ジムがあります。そして、どこに行っても数人の日本人を見かけます。ベルリンには、アーティストや音楽家、学生、ワーホリなど、ものすごくたくさんの日本人が住んでいるようです。ただ、ベルリン周辺には外岩が全然ないのが、残念。外岩どころか、山もなくどこまでも続く平野に、広大な湖が広がっています。ただ、これだけ沢山のジムがあれば困らなそうです。そして、どこの課題もとってもリーチーです。それはさすがに平均身長180cmくらいあるドイツ人と一緒に登るのだから仕方ない。背の低い日本人には厳しい!課題が多かったです。それではAuf Wiedersehen(アウフ・ヴィダゼーン)!
と帰路に着きました。