豊田でチッピングの前兆行為か?現地クライマーの方々最大限の警戒を。

以前からいくつかの課題でチッピングや異様に大きいティックマーク、白い液体塗布被害が報告されている愛知県豊田のボルダリングエリア(通称:豊田の岩場/豊田ボルダー)において、チッピングの前兆とも見られる行為が確認された。

今回、いわゆるチッピング(岩への加工行為)は確認されていないが、現地クライマーの方々に周知したいと思う。以前、同様の岩への執拗なまでの液体塗布を前兆として、時間をおいて実際にチッピングが行われるという事件が下呂の那由多で発生している。

同一犯なのか、同様の液体(おそらく今回とは別物?)なのかは不明だが、現地・周辺のクライマーの方々がお互いの注意喚起することによってしかチッピング行為は止めることが出来ない。






Twitterに投稿された現地クライマーのリポートによると、2月11日(月)、12日(火)の午前くらいまでの間に豊田の中心的エリアでもある大田城址のちびまる子岩周辺で異様なまでの白い粉の岩への塗布、周辺への散布が見られたという。白い粉(少し黄色がかっている?)は一般的なチョークとは違い、握り込むと固まるような粘度を含んだもので「片栗粉」や「小麦粉」のようなもののようだ。手につけて登ったために岩に付着してしまったというよりは、見た感じ、粉を岩に叩きつけている?投げつけているようにも見える。あるいは、ブロックチョークをそのまま岩に擦り付けたような量だ。そして、同様の粉が大量に地面にこぼれていたようだ。その様子は、以前下呂のチッピングの際に現れた謎の白い液体の岩への塗布と類似して見える。

(確認されている豊田の現状では、単に「新米外岩クライマーがチョークらしきものを手につけていくつかの課題をトライし、汚したまま帰った」というだけかもしれない)

また、同日時頃、少し離れた百間エリアでも氷雨のスタートホールドにチョークが塗りたくられ、周辺にティッシュのゴミが散乱していたという報告もある。おそらく同一犯では無いと思われるが、たとえ新米クライマーであったとしても「自然の中で岩を登る」ことと「ジムで登る」ことの違いをしっかりと理解してもらいたい。あまりに軽率でモラルの欠けた行為である。




ロックアンドスノー81号の「ワールドロックのホールド破壊について」のリポートでは、豊田の岩場(神越渓谷Zenの被害)との関連性に関して「同様の残置物(同じ飲み物の空容器)」が見つかったこともあり、同一犯の可能性が高いとの見解を出している。また、那由多の初登者である小山田大氏のブログへの不可解なコメント投稿が名古屋市東区から行われていたという事実もわかっている。と考えると近年東海地区(下呂、豊田、鳳来)で発生しているチッピング被害が近郊に住むクライマーによって行われている同一犯の可能性も考えられる。(が今回の件に関しては初心者が取りつきやすい課題でもあり、単に外岩経験の少ないクライマーの可能性もある)

そして、これらの犯行のもう1つの類似点が、どれも駐車場から非常に近い場所/岩で行われているという点だ。那由多は中山七里の駐車場からアクセス数十秒、神越渓谷のZenも道路から1分程度、古美山の縄文ハングや小便小僧も駐車場から数十秒、大田城址のちびまる子岩、アナハイム岩も駐車場から1、2分で辿り着ける。すべて比較的アクセスしやすく、一番最初に目がつくような位置の岩で行われている。これが意味するところは何なのか?単にエリアに詳しく無い人物の犯行なのか、あるいは犯行を人目に晒すための行為なのか?はたまた同課題を触っている人物への嫌がらせなのか?



前回、下呂のチッピングの件に関しては、事前に違和感を感じていた(液体塗布された様子を事前に目にしていた)にも関わらずブログで記事にしなかったため実際のチッピングが起こってしまったという自責の念があった(早めに記事にしておけば起こらなかったかもしれない)。確認されている豊田の現状では、単に「新米外岩クライマーがチョークらしきものを手につけていくつかの課題をトライし、汚したまま帰った」というだけかもしれないが、現地クライマーの方々、周辺エリアでチッピングが行われる可能性もあるので、最大限の警戒をお願いします(特に平日)。「豊田でこんなことあったらしいよ」とジムで噂するだけで抑止力になる可能性もあります。

そして、同様の行為を見られた場合、TwitterやInstagramで情報を拡散しましょう。情報戦でしかチッピングを抑制することは出来ません。


下記が那由多で起こった際の様子、粉の種類は違うように見える(下呂の場合は粉が固形化していた)が塗布・散布の仕方は近いものを感じる。ただ、色味はどちらも少し黄色っぱく似ているようにも見える。





下呂のチッピングの件に関しての過去記事はこちらをご覧ください。



「那由多 V16/6段ー」のチッピング問題に関して考える